「夢や目標は逃げない」片岡さんからのメッセージ
全員が打ち終わるとブルペンにいた吉見さんもグラウンドに合流。質問コーナーなど子どもたちと交流し、あっという間に終わりの時間を迎えた。閉会式では片岡さんがマイクを持ち、子どもたちにメッセージを贈った。
「今日は短い時間でしたけれども楽しかったです。今日教わった事は、頭に残ってることでもいいので継続してほしいと思います。プロ野球選手になりたいとか目標・夢があると思うのですが、その目標や夢というのは自分たちが諦めない限り逃げません。努力して素晴らしい選手になってほしいと思います」
閉会式終了後は、講師によるサイン会が開かれた。子どもたちは持参した色紙やボールなどを持ち一列に並び、3人も言葉を交わしながらペンを走らせた。
全プログラムを終えた後、本野球教室を主催した(株)サンキョウテクノスタッフの三原昇・常務取締役にもお話を伺った。まず、本教室の開催意義について語った。
「山梨県を活性化させるためにも、企画を実現させたいと考えておりました。あとは、何よりも子どもたちに野球を続けてほしい、そしてスポーツを通じて礼儀なども学んでほしいと考えていました」
礼儀などについては、今回講師を務めた3人とも技術以上に大事と教えていたことであった。三原さんも小学生から野球を続けている根っからの”野球人”。野球そしてスポーツを通じて培った経験が財産になっている。
「私もスポーツをやってきた中で学んだことが活きています。礼儀礼節・相手への思いやり・自己犠牲などたくさんあります。今回、レジェンドの方達からの生の声を直接届けていただいたのは非常にありがたかったです。子どもたちもそういったことを学んで社会に出ても活かしてほしいですね」
同社は今後、スポーツを通じて子どもたちの更なる成長の機会を設けていきたいと考えている。今後の展望についても伺った。
「継続的にアスリートの方たちと触れ合う機会をつくっていきたいです。野球もそうですし、それぞれの競技の世界に行けばいろんな見方があると思うので、いろんな経験を提供しながら私たちも成長したいと言う思いでやっていきたいです」
投手編では吉見さんが講師を務めた。宮本さん・片岡さんたちと同様に礼儀を重んじながら、自身が研究そして努力で培った知識を惜しみなく伝えた。
(投手編へ続く)