【インタビュー】第9回 元オリックス・川越英隆さん ②

栄光の時代から暗黒へ激動の11年間

09年、この年は通年でリリーフを務め24試合に登板するも、防御率4.83に終わり戦力外通告を受けオリックスを退団した。

川越さんは99年から09年まで在籍。この期間は球団が優勝を経験し強豪チームだったところから暗黒時代へと入っていったタイミングでもあった。オリックス時代をこう振り返る。

「やはり優勝はしたかったです。(95年・96年に連覇した)”がんばろう神戸”の後だったので。入ったときはイチローがいて、田口さんもいて。強かった時の名残がありました。そこからメジャー挑戦などで抜けて、難しい時期ではありましたね」

オリックス時代の11年、過渡期を経験した(撮影:MOOSE SPORTS)

その間、監督もシーズン途中問わず毎年交代が繰り返され、仰木さんが4シーズン務めた以外では11年間で述べ6人(代行含む)が監督を務めた。そのことについて問うてみた。

「監督によって当然ながら野球の方針やスタイルは大きく変わってくるので、選手はプレーに集中するだけなのですが、そこまで変わると戸惑いはありましたね…『今年こうだったのにまた次はまた違う野球になってしまっているので」

毎年のように激動のオフが続いたオリックスから、10年はロッテに移籍し。ここでも長くユニフォームを着ることになる。

つづく

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