「このスクールからプロ野球選手を輩出したい」前ロッテ投手コーチ・川越英隆さん 子どもたちに”注入”する24年の経験と感じたやりがい
昨シーズンまでロッテのコーチを務め、現在は横浜市にある「tsuzuki BASE」で子どもたちの指導をしている川越英隆さん。
昨年限りで、24年間着続けたプロのユニフォームを脱いだ。今年からは小中学生のアカデミーコーチとして未来のプロ野球選手を輩出する挑戦が始まった。
特別インタビューはいよいよ最終回。現在の活動や野球人生の転機についても伺った。
(取材 / 文:白石怜平)
代表の情熱に心動き、現在は子どもたちの指導に
川越さんは、現在「tsuzuki BASE株式会社」でゼネラルマネージャー(GM)を務めている。
tsuzuki BASEは、市内に会員であれば24時間利用できる野球練習施設「BAY SIDE LINE」の運営と、小中学生向けの野球アカデミーを運営してきた。今年の4月1日からは、チーム単位での利用など業態を変えた室内練習場「glowing field」を2拠点目としてオープンした。
川越さんは現在、この2箇所で展開している小中学生のアカデミーコーチを担当。glowing fieldでは、木村一喜さん(元広島-楽天)と大嶺祐太さん(元ロッテ-中日)ともに指導に当たっている。
元々は川越さんの息子がtsuzuki BASEを利用しており、川越さんもトレーニングで活用してしいたことが最初だった。会社の代表である髙橋悠太さんと使用開始時から会話する機会が度々あったという。
「代表とはたくさん会話する中で、『この施設からプロ野球選手になる選手を育てたい』という想いを持っておられて、本当に野球が大好きで情熱があると感じていました。それで、もう1店舗つくるという話になったタイミングで『一緒にやりませんか』と声をかけていただきました」