「お店を通じて野球の魅力を発信し続けていきたい」
ロクハチ野球工房はオープンから6年半になろうとしている。たくさんあるこの仕事のやりがいについてこう語った。
「野球を通じてみんなに喜んでもらえることです。グラブの型をつくって柔らかくするとすごく嬉しそうな表情を見ることができる。さらにお金をいただいているのに『ありがとうございました』ってお礼を言って帰ってくれるんですよ。
それがすごい嬉しいですよね。常にお客様と対面して、『ありがとうございました』の声がたくさん聞けるのは幸せなことですよね」
宇佐美さんは他にも硬式野球のクラブチーム「GXAスカイホークス」でコーチを務めている。ヤクルト時代の先輩である副島孔太さんやギャオス内藤さんらとともに、毎週木曜日の9時~13時、神奈川県に出向いている。
そのあと戻ってからお店を開店させるなど充実した”野球生活”を送っている。そんな宇佐美さんに今後の目標を語ってもらった。
「ずっとお店をやって行くことで、野球を楽しんでくれる子を一人でも多く見出したいです。
このお店に来てくれたことがきっかけで、野球を好きになってくれた。良いプレーができるようになったなど、野球で成功してくれる人が増えてくれることが自分の幸せです。
1年でも野球を長くやって続けてもらって、お店を通じて野球の楽しさとか魅力を感じてもらえると嬉しいですね」
津軽海峡を超え挑戦してきた先に、野球界の未来がまだまだ照らされている。
(おわり)
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