【イベントレポート】(株)サンキョウテクノスタッフ主催「少年少女野球教室in山梨」①

宮本さんが伝えた技術よりも大切なこと

キャッチボールを終えると再び野手・投手に分かれて野手はノックが行われた。大前提として、宮本さんからキャッチボールが基本にあることが最初に述べられた。

その上で、守備においては片岡さんから3点実践してほしいことを伝えた。

「今日は3点持ち帰ってください。まずは形。(両足とグラブを頂点にした)三角形をつくる。2つ目はボールのラインを自分の左肩の前に置いてから入る。最後3つ目はかかとから入る。右側に体重が乗っている時間が長くなるので、ボールもより長く見れる。なのでバウンドを合わせやすいです」

ノックが始まる前と途中で基本をおさらいした

ノックでは2か所に並んで一斉に行われた。宮本さんはここで「まず、ノッカーにお願いしますと言うこと。これは本当に大事なことだから」と強調した。

これから大人になって社会に出ても役に立つ”礼儀”。野球はその礼儀を小さい時から学ぶことができる貴重な機会でもある。野球部の名門・PL学園などで培ってきた挨拶や礼儀を今も実践する宮本さんが発する言葉には大きな説得力があった。

また、ノッカーへの声も「もっと元気よく!」と子どもたちの持つ元気さをどんどん引き出した。周りも呼応し、次第にグラウンド全体へと活気が広がっていく。宮本さんも「よし!いい声だ!」と技術よりも大切なことを伝え続けた。

礼儀そして元気を注入した
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