【イベントレポート】(株)サンキョウテクノスタッフ主催「少年少女野球教室in山梨」②

(株) サンキョウテクノスタッフ主催「少年少女野球教室in山梨」吉見一起さんが伝えた将来の道標「キャッチボールで未来は変わる」

8/12(土)、山梨県甲府市内で「株式会社サンキョウテクノスタッフ主催 少年少女野球教室 in山梨」が開催された。

宮本慎也さん(元ヤクルト)・片岡保幸さん(元西武、巨人)・吉見一起さん(元中日)という豪華3名が講師を担当し、地元の少年野球チームに所属する小学4年生〜6年生の約140人が夢のような時間を過ごした。

野手編に続き、本編では吉見さんによる投手編をお送りする。

>野手編はこちら

(写真 / 文:白石怜平)

キャッチボールに臨む上での考えとフォーム

投手陣も野手同様、最初のメニューはキャッチボールが組まれた。吉見さんは最初に「上手くなるにはキャッチボールが本当に大事です。そのことを今日は分かってくださいね」と話した。

野手でも宮本さん・片岡さんが「キャッチボールが何より一番大事だからね」と伝えており、吉見さんもこのキャッチボールの重要性を必ず野球教室の際に話すのだという。終了後に伺った際も、

「キャッチボールができないとその先はないと思います。なので速いボールや遠くに投げる・飛ばす前にまずキャッチボールなんです。

キャッチボールがしっかりとできなければピッチングでできるはずがないですし、そもそもする権利は無い。ピッチングができなければ当然試合で投げる権利もないですから。子どもたちにもそこは伝えましたね」

上手くなるにはキャッチボールからと話した

とその根拠と重要性を語っていた。では、正しいキャッチボールをするためにどう投げるのか。吉見さんは動きを交えながら説明した。

「ピッチャーは自分のリズムで投げられるから今日はしっかり足を上げて投げましょう。あとは、うまく力を伝えることが大事です。そのためには、おなかを意識して立って右(軸)足で押していくイメージ。キャッチボールを1球1球大事にしていけば未来は必ず変わるからね」

講義を終えると野手とともにグラウンド全体を活用してキャッチボールが行われた。吉見さんは途中間に入り、一度投手陣のキャッチボールを止めるシーンもあった。

最初に話した足を上げて投げることや、フォームの注意点などを大きな声を張って子どもたちと確認し合った。1球たりとも無駄にしてほしくないという想いがグラウンド中に伝わっていた。

途中で一度止め、基本をおさらいするシーンもあった

その意図についても吉見さんは

「意識が大事なんです。フォームを固めることも大事なのですが、意識をつくることで気づきや発見が必ずあります。ただ考えすぎると崩れてしまうので、まず目的を持って取り組むことが大事だと思います」

と語り、テーマや目的を持って取り組む必要さを理解するきっかけを与えていた。

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