「森大輔はやっぱり野球だ」今後の目標
社会人2年目までは順風満帆な野球人生を送り、以降はどん底を経験した。引退後は第二の人生を成功させ、野球の現場にも携わっている。
波乱万丈な中でも這い上がってきた森さんに、現役選手たちへのアドバイスをいただいた。
「僕は、『自分の進路は決めたら迷わず突き進め』とよく伝えています。それが野球じゃなかったとしても、自分が”やりたい”と思った事は、中途半端にならずに突き進んでやってみたらいいよと。そこで失敗したときに改めて自分のことを分かったり、周りの人が助けてくれたりするのでそれも一つの勉強・経験になりますから」
今は仕事そして野球の活動を両立し、多忙な日々を送っている森さん。今年41歳を迎え、これからの目標について考えていることがあった。
「もっと野球に携わる仕事を何かやりたいと感じ始めているんです。改めて地元の子どもたちに恩返しするとともに、横浜ベイスターズ・石川ミリオンスターズにお世話になった身として何かしらの形で野球に恩返しができないのかというのを考えています」
森さんがまた野球の道を志したい。そう思った根拠は何かを訊ねた。
「離れてわかったことなのですが、自分の人生は野球なんだろうなと。野球を教えて子どもたちが喜んでくれますし、大人の方たちも僕のことを知っていてお店に来てくださいます。
記事で取り上げていただくと『新聞見たよ!』などと言ってくだって、そう言うのを聞くと、”森大輔ってやっぱり野球なんだ”と思っています」
まだまだ森さんの野球人生は続いている。これから”第三の人生”で野球を通じて輝く森さんの新たなフィールドに注目していきたい。
(おわり)
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