2月1日、”デーブ大久保”こと大久保博元さんがYouTubeチャンネルを更新。今回は宮城野部屋協力のもと相撲稽古に参加し、現役力士と取り組みなどを体験した。
ちゃんこを味わった後、ゲストである間垣親方(元幕内石浦)と対談。これまでの相撲人生を深掘りした。MOOSESPORTSではその一部を紹介する。
留学前にもオファーをくれた宮城野親方のもとへ
鳥取県出身の間垣親方は、相撲を始めたのは5歳のころ。父である石浦外喜義さん(現:鳥取城北高校相撲部 総監督)が、同高相撲部の監督を務めていたこともあり、幼少期から相撲に接していた。
高校は父の在籍する高校へ進学。その後は名門・日大相撲部へ進学した。実は、相撲部屋へ入門することは当時考えていなかったという。
「当時プロになることは考えていなくて、国際相撲連盟で働きたいと思っていました。そのためにオーストラリアへ語学留学にも行きました」
実は大学4年時からすでに入門の声をかけられていた。当時のやりとりを明かした。
「高校・大学で同級生の大喜鵬関(元幕内)が入門する際に、今の宮城野親方(元横綱・白鵬)が鳥取まで迎えに来られて、僕にも『お前も一緒に入門すればいいじゃないか』と声をかけてくれたんです。
その時は留学を決めていたのでお断りしましたが、その後自分が入門するときにあの言葉が残っていたので、宮城野部屋へお世話になることに決めました」
大久保さんはこの前にまわしをつけて稽古に参加。その前に間垣親方の隣でぶつかり稽古の模様を間近で見ていた。そこで感じたことは、「みんなで頑張るという雰囲気」ということだった。
間垣親方はそこにうなづき、「誰かがきつい時は声をかけるというのは、我々の部屋の特徴だと思います」と答えた。
持ち続けた反骨心で十両に
多くの方が力士に持つイメージとは異なり、がっしりとした体格と笑顔が爽やかなルックスの間垣親方。
入門時の体重は80kgと相撲界では軽量の部類に入る体格だった。ただ、大きい人では体重150kgを大きく超える力士も多くおり、このままでは生き残れないと考えていた。
「稽古より食べるのがきつかったです」と語るほどで、乗り越えるためにカロリー計算して1日1万カロリーを摂取するように心掛けたという。最終的には130kgまで増やし、幕内にも昇進した。その源は反骨心にあったという。
「体が小さいのがコンプレックス、逃げて勝つよりも悔しくて筋トレをたくさんしました。小さくても真っ向勝負でやってやる。その意地はありました。十両に上がった頃に、食に興味を持ってたくさん食べることができてさらに大きくなれました」
引退を決断した理由とは?
間垣親方は昨年6月に現役を引退。大久保さんはその経緯を訊いた。
「これまでの蓄積で、(22年)春場所で立ち上がった時に力が抜けて立てなくなったんです。その後の強い衝撃もあって…手術したら治るけども、相撲は取れないということでした」
頸椎を痛め、約1年のリハビリ生活を送ることに。7場所連続で全休するほどの状態の中、自宅へ戻って見た光景から引退を決断した。
「夜に妻が子ども3人を寝かしつけてくれたのですが、3人の寝顔を見て『この景色を見られなくなることがあったら…』と思った時に引退を決めました」
今は後進の指導に当たっている間垣親方。どんな指導をしていきたいか
「なるべくいいところを伸ばしてあげたいと思います。宮城野部屋の縁の下の力持ちと言いますか、師匠と弟子の間に入ってやっていければと思います」
対談の詳細は「デーブ大久保チャンネル」で公開中なので、こちらも要チェック。
(おわり)
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たくさんのご応募お待ちしております。
☆Information☆
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