ソフトバンクなどで活躍し、通算2186安打を放った元プロ野球選手の内川聖一氏(42)が9日、福岡・筑紫野市の二日東コミュニティセンターで行われた「第1回防災フェア」に参加し、筑紫野市の平井一三市長、大東建託・伊藤直樹総務部長と3人でトークイベントを行った。
内川氏は、防災について「いつ何処で何が起こるか分からない。野球と一緒で、とにかく事前の準備、備えが必要」と話した。また、災害時には「1人の力は限られるが、皆が同じ方向を向いて助け合うことが大切」などと語った。同氏はソフトバンク時代の2016年熊本地震の後、現地で子どもたちを激励したり、球場の年間指定席を購入して被災者を招待するなどの活動を経験している。
また、参加したファンから「現役時代と変わらない体形の秘訣は?」と問われ、「実は今が過去最高の体重なんです」と答えて、場内の笑いを誘っていた。質問者には内川氏のサイン色紙がプレゼントされた。

イベントは二日市東コミュニティセンターが主催し、大東建託などが協力する形で実現した。この日は「防災士による防災講座」「消防服着衣体験」「電気自動車からの給電実演」「非常食の試食体験」など、さまざまな取り組みが実施され、満員となる約180人が参加した。

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