「子どもたちの成長を見られる」感じたやりがい
お店をオープンし6年半、たくさんの子どもたちと接してきた。この間に感じた変化などについて訊ねた。
「何が変わるかと言うとお客さんが変わります。例えば小学校3年生だった子が高校生になりましたといった、子どもたちの成長が見れるのでそれがすごく嬉しい。『こんなにでかくなったの!?』って(笑)。
最初に小学生でグラブ選びを丁寧に接客していくと、中学・高校になっても来てくれるので成長を見ることができる。それが何より楽しいです」
お店をオープンした16年は、宇佐美さんの長男が中学校に入学した年でもあった。日々家族でコミュニケーションを重ねる中、学年ごとの心情なども理解できたという。
「息子と常に話したりしていて、中学生は中学生の悩みもあるし、高校生は高校生なりの悩みを聞いたりするから感情移入ができますよね。お客様として来てくれた子たちにも立場を理解して話を聞いてあげられるので、一緒に成長していると感じられるんです。
そこで自分がプロで経験したこととかも交えながらアドバイスして、それがきっかけで上手くなったり気持ちが楽になればいいなと思っています」
連載の最終回は、セカンドキャリアにおける現役選手へのアドバイスそして宇佐美さんの今後の目標などを語っていただいた。
(つづく)
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